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- よくある質問
月経痛がひどいのですが病気ですか
古くなった子宮内膜を排出するために子宮が収縮して、下腹部痛や腰痛を感じます。以前に比べて痛みが増強した、出血量が多くなった、嘔気・嘔吐・下痢などを伴って日常生活に支障が出るようになった、など以前と違ってきたときには受診した方がよいと思います。
月経時、鎮痛剤を使って大丈夫ですか
鎮痛剤を月経開始後、なるべく早く服用することで月経痛を軽減できます。一カ月に数日、鎮痛剤を使っても体への影響は少ないです。痛みを我慢することは、痛みに対する感受性を高め、実際以上に痛く感ずるようになります。
月経痛の診察・検査はどうするのですか
症状について問診後、子宮・卵巣を診るためにおなかの触診・超音波検査をします。子宮内膜症・炎症が疑われる時には、内診(下着をとっての診察)や血液検査などもあります。
生理(月経)はどうして起きるのですか?
卵巣は脳からの刺激を受けてエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンを分泌して、子宮内膜を周期的に厚くして、妊娠に至らないときには月経として体外に排出します。これらのホルモンがうまく出ないと月経不順や無月経となります。
無月経や月経不順はそのままではいけませんか?
ストレスや体重減少の他に、脳下垂体の腫瘍などさまざまな原因があり、中には治療を急ぐものもあります。卵巣の働きがバランスを崩した時は治療が早いほど早く戻ります。エストロゲンが低下した状態が続くと年齢に関係なく、骨や血管や肌をはじめとして、全身の老化現象が始まります。従って、早めに婦人科を受診した方が良いですね。
妊娠初期の出血は大丈夫でしょうか?
子宮外妊娠や胞状奇胎は早急な診断・治療が必要な疾患ですが、子宮内の通常の妊娠であれば胎児が育ってくるのを待ちながら、安静と保温を心がけていくことになります。
胎児が育っていないといわれました。原因は?
多くの場合、胎児の発育過程で起こってしまった偶発的な事故(細胞がうまく分裂できない、など)による問題が、その後の胎児の発育・発達に支障を来すようであれば、胎児は発育を止めてしまいます。
胎児が育っていないときはどうするのですか?
妊娠5週くらいまでは、月経と同じような経過で自然に流産が終わってしまうことがよくあります。妊娠の遺残がないかをチェックして終わります。それ以降の週数の妊娠では子宮の中をきれいにする手術が必要な場合が多くなります。